【作例あり】子供撮影にオススメのレンズをシーン別に紹介!

子ども撮影は楽しいけどなかなか上手く撮れない、家の中で撮ったらブレる!なんてこともあるかと思います。

楽しくいい写真を撮るにはその場に合ったレンズ選びが必要です。

その場にあったレンズを選びができると無邪気な表情が撮れたり小さな手足を動かして一生懸命に走ったり・・・。そんな瞬間も撮影できます!

子どもは走り回ったり、かと思いきやレンズに顔が付きそうな距離感まで近づいてピントが合わなかったり・・・。

予測不可能なこともありますが、レンズを選ぶ基準や実際に撮影した画角の写真をシーン別に紹介します。

今回も実際に撮影させていただいたお客様や知人の子供なんですがとても素敵な表情を見せてくれます!撮れるかどうかはお子さんのご機嫌とか色々ありますが機材もとても重要です。

そして撮影を頼まれた!という場合の家族写真のレンズとしても共通して使えます。

レンズを選ぶ基準

・屋内か屋外か

・屋内なら明るいレンズ(F値の小さいレンズ)単焦点レンズなど。

・屋外なら距離を取らなくても全身が入るものも必要。

・できればピント合わせ、オートフォーカスも早い方がいい。

屋内でのレンズ選び

フルサイズ換算で

35mm付近の単焦点レンズ

50mm付近の単焦点レンズ

屋内での家族写真のレンズはこの2本で撮影してます。

XF23mmF2 R WR(フルサイズ換算で35mm)

XF35mmF1.4 R(フルサイズ換算で53mm)

なぜこの画角なのか、屋内って撮影するには意外と狭い。

35mm付近だと引けば子供の全身が写せて家の中の様子もいれつつ、グッと寄れば背景もボカせる。

50mm付近のレンズは表情を捉えたり、手足だけのアップの写真など印象的な写真を残す時に使用。

欲を言えばカメラが2台あれば安心ですが、ない場合は35mm付近の単焦点レンズをお勧めします。

なぜ単焦点レンズなのか、外に比べると家の中は暗い。

今は高感度でもノイズの少ないカメラもありますが他にも理由はあります。

・単焦点レンズはズームレンズよりもF値が小さなものが多く、明るいふわっとした写真が撮れます。安価で手に入るものもあります。

・明るいレンズを使用することでシャッタースピードを稼ぐことができるのでブレにも強いです。F値が小さいとピントが甘かったりもあると思いますがそれよりもいい表情を撮り逃さないのが大事だと思っています。

・軽いレンズ、小さいレンズが多く子供もあまり怖がりません。屋内で大きいレンズは子供にとってさらに大きく感じてカメラを見なかったり、いい表情を見せてくれるまで時間がかかることがあります。

屋外でのレンズ選び

フルサイズ換算で

50mm付近の単焦点レンズ

70mm付近の単焦点レンズ

・望遠のズームレンズ

屋外でのレンズは

XF35mmF1.4 R(フルサイズ換算53mm

XF50mmF1.0 R WR (フルサイズ換算76mm) 

XF90mmF2 R LM WR(フルサイズ換算137mm

この3本で撮影しています。その中で自分が欲しいと思った画角も載せています。

なぜこの画角なのか

・50mm付近の単焦点レンズはしっかりとボケてくれて屋外だと距離が掴みやすく、ある程度近くても全身を撮るのに適しています。また、軽いレンズが多いので撮りながら歩いたりもしやすいです。

・70mm付近の単焦点レンズとにかく距離感がちょうど良い。少し引けば全身、寄れば印象的な写真。背景もかなりいい具合にボケてくれます。XF50mmF1.0は気づいたら終始このレンズだったということもあるほどです。

・135mm付近のレンズは背景がよくボケてくれていい瞬間を撮れます。自然な写真に向いています。遊んでいるシーンや何かに夢中なところなどかなり素晴らしい写真が撮れますが、その分距離を置かないと撮影ができない、子供が走って近づいてくるとアウト!もうちょっと短い画角が欲しい・・・ということで80mm付近の画角のレンズが使いやすく思います。

・望遠のズームレンズは屋外での撮影に力を発揮してくれます。子供が突然走ってきても対応できるし屋外は明るくシャッタースピード稼げます。ただ少し重いのが難点ですが慣れれば大丈夫そう。

屋外でも単焦点レンズ推しはなぜ・・・?

・単焦点の画質の良さ、ボケの柔らかさ。ズームレンズもキレイに写せるのですが一度単焦点レンズを使うとズームレンズに戻れないと思うくらいにキレイに撮れます。写真が上達したかのような錯覚に陥るほど・・・

・やはり軽い・・・!

・カメラが2台あれば単焦点2本、1台であればズームレンズで対応するのが良い。

XF23mmF2 R WRの作例

22cmまで寄れるうえに0.05秒の高速AF、絞りはF2で屋内でも充分使えます。

全身の撮影や寄りでの表情も捉えることができて、ボケも柔らかく屋内で使うのにとても適したレンズです。

画角はフルサイズ換算で35mm相当なので室内の雰囲気と一緒に子供を撮ることができます。明るい時間帯であれば電気を消して窓からの自然光だけで撮るのがおすすめです。

グッと寄って日の丸構図での写真はストレートに子供の表情や可愛さが伝わります。距離が近いのでカメラ目線の写真がよく撮れます。

XF35mmF1.4 Rの作例

撮影距離28cm〜なのでXF23mmF2 R WRほどは寄れませんが絞りF1.4がふわっと優しい透明感のある写真に仕上げてくれます。

AFはもたつく時がありますがF1.4とは思えないほどしっかりピントが来ます。

画角はフルサイズ換算で53mm相当、部分的に撮ることにも適しているので小さくてかわいいぷくぷくした手足を撮ってあげてください!

晴天での芝生や木陰での撮影時に緑かぶりが気になるのでホワイトバランスで調整するのが大事ですが撮影チャンスは一瞬なので設定が追いついてなくてもまずはシャッターを切るというのが大事です!

お仕事の時はX-Pro2とX-T2の2台体制なので常にどちらかのカメラにXF35mmF1.4 Rがついている状態です。屋内外どちらでも使える汎用性の高いレンズです。

XF50mmF1.0 R WRの作例

屋外でそこそこの広さがあれば全身と上半身アップの両方を一本のレンズで対応できます。

背景のボケは言うことなし・・・

個人的に屋外では一番撮りやすい画角。

XF90mmF2 R LM WRの作例

このレンズは屋外で子供が遊んでる様子や自然なカットを撮るときにおすすめ。

遠くから撮影できるので子供がカメラを意識していない自然体を撮影できます。

AFもそこそこ早くピントも正確なので動きに追いつくことができます。フルサイズ換算で137mm相当で思ったより近いし思ったより遠い、慣れるまで距離感が難しい・・・。

屋外での撮影でとても活躍する中望遠レンズXF90mmF2 R LM WRです。

感想

それぞれに使いやすい画角やレンズがあります。なのであくまで参考に!

まずは50mmの単焦点レンズ、撒き餌レンズ(あんまり好きな呼び方じゃない)と呼ばれるものを買ってみてそこから自分に適したレンズを探すのをお勧めします!50mmの単焦点レンズはF値も小さくて描写が素晴らしい割に手に入れやすい金額となってます。

カメラが大きいと子供が怖がって目線をくれない時がありますが、富士フイルムのカメラは本体もレンズも一眼レフに比べて小さいので大人も子供もあまり緊張せず撮影できます。

子どもの表情は一瞬で変わります。笑ったり泣いたり全ての表情がかわいくてすべてが一瞬、なのでその場に適した使いやすいレンズを選んで楽しく撮影しましょう!

さいごに

子ども撮影時のおすすめレンズ、画角の紹介でした!

知人に頼まれて撮影するので不安だ・・・

みんなどんなレンズ使ってるんだろう。

XF23mmF2 R WRレビュー

XF35mmF1.4 Rレビュー

XF50mmF1.0 R WRレビュー

XF90mmF2 R LM WRレビュー

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