XF50mmF1.0R WRはボケの柔らかさとAFのスピード、画質、どれも素晴らしい一本です!
このレンズは気になってるけど高くてちょっと買うのに迷ってる・・・という方も多いかと思います。僕は買って正解でした!
F1.0の明るさで初のオートフォーカスレンズ。もともとは33mmで作る予定だったみたいですがあまりにも巨大化してしまうとのことで50mmになったそうです。
圧縮効果を感じません、そのおかげで自然なボケ味だけど引き込まれるような写真になります。
最初の試し撮りでは若干後悔した。
買ってすぐにぶらぶら散歩しながら試し撮りしていました。撮れる写真が自然すぎて、その時はあまり面白みを感じず買わなくてよかったかなぁと後悔・・・。
ところが別の日、お仕事(人物撮影)で使用すると画質、ボケがすごくてとてもテンション上がりました!
普段撮影するもので撮り比べると違いがわかりやすいです!
圧縮効果はなく背景は自然なのですが思いっきりボケているので人物がかなり浮き出ているような写真になります!
これがとても自然なのに不思議な感覚。久しぶりにびっくりしました。
自分の撮影スタイルでF1.0のボケが必要なのか?ここがXF50mmF1.0 R WRを買うかどうかのポイントです。
XF50mmF1.0 R WR仕様
XF50mmF1.0 R WR
焦点距離 50mm(フルサイズ換算 76mm相当)
フィルターサイズ 77mm
最大口径 F1.0 最小 F16
質量 845g (レンズキャップ、フード含まず)
撮影距離範囲 70cm~
外観
箱を開けて中身!説明書、世界のフジフイルムネットワーク、レンズ、レンズフード、レンズ保護布これと別に保証書もあります。
レンズフード装着。
フジのレンズってかっこいい。毎回思います。
フードは円形。マットな質感でつける時はスルッと回ってハマる際にカチッとなります。
X-T4に装着。デカー!かっこいい!
この角度もいい。写真を好きになるにはまずは相棒(カメラ、レンズ、機材)たちを好きになるのも大事ですね!
作例
X-T4で撮影。フィルムシミュレーションはPROVIA。レタッチなしでそのままの色や描写です。
優しい玉ボケ
周辺はレモンボケがありますが全体的にはやさしい玉ボケ
自然なボケとキレのいい描写
手前から奥にボケていく感じがとても優しい。ぼんやりとふんわりしています。
ピントの来ている箇所はキリッと表現されてます。
逆光への耐性
逆光の耐性が優秀で、フレアによる写真全体の白けが抑えられてます。写真の解像感がしっかりと保たれています。
曇天での描写
曇天でも背景のボケや解像度のおかげで楽しく撮影できます。
XF50mmF1.0R WRを使って思ったこと
・ボケのやわらかさ
F1.0のボケはとてもやわらかくて全体的に優しい描写。曇天でコントラストがない場合でもボケがあることで印象的な写真になります!きれいなボケは大きい武器です。
・すごいのはボケだけじゃない
ボケだけでなく描写もカリッとしっかり表現してくれます。寄ればふわっと優しく、引けば全体をしっかりと写してくれます。
・AFは正確
AFはしっかりとピントがきます。正確にきてくれるので安心できます。
AFの速さはそこまでないのですが遅いわけではありません。
正直なところF1.0をお仕事で使うにはあまりにも勇気が必要でしたが、心配なのは最初の1回目だけでした。
・防塵防滴
雨を気にせず撮影できるのは嬉しい。最低限あるだけで安心感が違います。
・F1.0という圧倒的明るさ
この明るさ、暗い場所での撮影に大きな力になってくれます。他のレンズでは感度を上げて撮影しなければならない場合でもこのレンズが使えればISO感度を抑えられるのでキレイに写真に残せます。
・F1.0でしか表現できない世界がある
少しの光で感度を上げずに手持ちで撮影が可能。夜のポートレートでかなり力を発揮しそうです。
・晴天時屋外でF1.0では白飛びする場合もある
F1.0と明るいレンズですが、屋外で使用するとシャッタースピードに限界が・・・
そんな時は電子シャッターで対応するかNDフィルターで対応するのも良さそう。
感想
買ってよかったのかなぁと最初は本当に思いましたがこれは間違いなく買ってよかったレンズ!
1.0の世界を手に入れて明るさと描写に驚きました。どんどん使いこなしていきます!