今回は七五三の撮影や家族写真で出張カメラマンが初対面で子供のカメラ目線をもらう方法!
撮影の時に実際に使っているアイテムや方法をご紹介します!
初対面でいきなりカメラ目線をもらうのってなかなか難しい場合があります。
カメラが苦手な子、人見知りで全然カメラを見てくれないなど・・・
まずは自分に興味を持ってもらう、関わっても大丈夫な人間だという印象を持ってもらいましょう!
小さい子にはアンパンマン!
このアンパンマンをご存知でしょうか?
小さい子がいるときは必ず使用しています。
強めに握るとピーピーと音がなります。
サイズもちょうど良くてポケットに入れておいたりカメラバッグに忍ばせることも可能です!
これがある日とない日ではカメラ目線や表情がかなり違います。
アンパンマン大好きな女の子、
先程の人形を出しただけでこの表情を見せてくれました!
これはかなり上手く行った場合ですが、ほとんどの子が目線をくれます!
しかも結婚式場のフォトスタジオなどでも実際に使われているものなので目線をもらうには最高のお供ということです。
最近はあまりお店で見なくなりました・・・
使い方も大事!
効果的な使い方、タイミング、それは4段階!
4段階の使い方をします!
なぜ段階を分けて使うのか
いきなりアンパンマンを出すと後半、子供が飽きてしまいます。
もう一つはアンパンマンで遊びたくなって、渡さないと不機嫌になったり最後までアンパンマンを手に持った状態で写真に写ることになってしまったり・・・
なので使い方もかなり大事です。
その1 まずは名前を呼ぶ!
最初は名前を呼びましょう!
「〇〇ちゃーん!」「〇〇くーん!」
と名前だけで目線をもらいます。
この時カメラマンもお子さんの目を見ましょう!
ファインダーを覗きながらではなくちゃんと目を見て呼びます。
名前だけで目線をくれなくなったらその2!
その2 音だけ!
アンパンマン人形は出さず音だけで目線をもらいましょう!
いきなりアンパンマンの姿を見せることはしません・・・
握るとピーピーと音がなるのでポケットに入れたままアンパンマンを鳴らします。
これで大抵気になって目線をくれます。
最初の方はまだアンパンマンの姿は見せず音だけで目線をもらって次のカットや撮影場所に移動したりしましょう。
音だけじゃ飽きてきてるなぁと思ったら、その3!
その3 アンパンマンの背中側を見せる!
いきなりアンパンマンの顔を見せるのではなく背中側!
これでかなり食いついてくれます!
「これだーれだ?」
と言いながら見せると
「アンパン!」「パンマン!」
とほとんどの場合、言ってくれます!
ここから色々な表情を狙うことができます。
そのあとすぐにお顔を見せましょう!
その4 最後はアンパンマン!
最後にアンパンマンのお顔を見てもらいましょう!
お顔を見せながら音を鳴らします!
これでご機嫌になってくれればかなり表情を狙えます!
子供だけではなくカメラマンの味方でもあるアンパンマン・・・
後半はたくさん笑顔も撮れてるはずなのでアンパンマンを触りたがっていたら渡しても大丈夫。
それもコミュニケーションになります。
4つの重要ポイント
雰囲気作りもとても大事。
撮影前の大事なコミュニケーション。
子供さんを子供扱いして無いでしょうか?
お子さんにもちゃんと自己紹介をしよう!
撮影当日、お父さんお母さんには挨拶するけど・・・
目線の高さを合わせて、お子さんにも自分の名前を名乗ってからお子さんの名前を聞くようにしましょう!
事前にお名前を聞いていたとしてもそれをする事でお子さんもこちらを意識してくれます。
自己紹介の有無でその後の撮影のしやすさは段違い。
遊び出したら少しそのままにする
目線をもらったり納得のいく写真を撮ることに集中しすぎて自分の思い通りにお子さんを動かそうとしないようにしましょう!
前提として子どもは自由が大好きです。
これを忘れないようにしましょう!
遊び出したらそのまま少し遊んでもらう、その遊んでいる自然なところを撮影します!
遊びを無理にやめさせてポージングのお願いなどするとカメラマンに対していい印象ではなくなります。
そしてイヤイヤが始まり、また撮影に戻すにはかなり苦労します・・・
しつこく撮らない
笑顔が出るまでしつこく撮ったりしないこと!
お子さんが飽きてきたかなぁ
と思ったら場所を変えたり、パパやママに抱っこ、肩車、高い高いなど
ご両親にも協力していただきましょう!
これが結構大事。
集中力が明らかになくなってきたりグズってきたら撮影終了、これも大事です。
自分の殻を破る
高い声を出して目線をもらうのが恥ずかしい・・・
周りの目が気になって一緒に遊んであげれない・・・
そんな気持ちを捨てることが大事。
自分も童心に帰って一緒に撮影を楽しむことがパパもママもお子さんの表情も引き出す秘訣だと自分は思います。
感想
今回は一つのやり方として覚えていただければと思います!
カメラマンそれぞれ、状況によっておもちゃ、使い方、目線のもらい方が変わってきます。
今回は七五三、家族写真などの出張撮影を想定してます!
カメラマン、ご家族、特にお子さんが楽しく撮影できるのが一番大事!