フィルムシミュレーションでフィルム風にカスタムするのに必須機能、グレインエフェクト。色や描写にこだわり続ける富士フイルムのこだわりが見えます。これがあるのとないのとでは全く別物です!
X-T4とXF35mmF1.4 Rの組み合わせ。
グレインエフェクトとは
X-Pro2発売時に搭載された機能で、粒状感をプラスしてさらに味わいのある写真にしてくれます。当初は 強・弱・OFF のみだったんですが粒子の大きさも選ぶことができるようになりました。
強度:弱 粒度:小
のような感じで粒状感を好きな強度と粒度でカスタマイズできます。
強度は強・弱・OFF
粒度は大・小
で強度と粒度を組み合わせることができます。(強度0FFだとグレインエフェクトなしの状態なので粒度は選べません)
粒子を追加しすぎると細部の緻密さは損なわれますがフィルムのような描写になるので味わいのある写真になります。そして強・大で使用し続けると弱で使用した時に物足りなさを感じるようになるので表現したい雰囲気を守りつつ使用するのがよさそう。
作例
フィルムシミュレーション PROVIA/スタンダード
グレインエフェクトを強めていくとだんだんとスキっとした緻密さが失われますがその分懐かしいような味わいが出てきました。色味などいじっていないのでずがこれだけでフィルム風に近づいています。好みのフィルムシミュレーションにグレインエフェクトで粒状感を足して色味を微調整していくとお気に入りのフィルム風カスタムの完成です!さらに突き詰めて行きたい場合はハイライトやシャドウを調整したりとかなりカスタムが可能です。自分だけのフィルムシミュレーションが作れます!
ここからは 強度:強 粒度:大 の作例です。フィルムシミュレーションはPROVIA/スタンダード
この感じすごくいい・・・!
感想
逆光でのフレアもすごくいい感じ。グレインエフェクト強・大で使うと結構な粒状感が出ます。でもそれもいい、どこか懐かしいような写真が撮れます。逆光でも順光でもすでにライトルームで現像したかのようないい雰囲気に仕上がってます。
びっくりしたのが梅が咲いているということ。こんなに梅って咲くの早かったですかね?でもこの時期に色のある被写体があると嬉しい。
グレインエフェクト使ったことないという方はぜひお試しください!簡単に雰囲気が変わって楽しいのでここからフィルムシミュレーションカスタムの入り口になる予感・・・。