【作例あり】FUJIFILMカメラの明瞭度の比較

X-Pro3から搭載された明瞭度調整。2021年6月30日現在、搭載XシリーズはX-Pro3,X-T4,X100V,X-S10。

この機能は11段階で明瞭度を調整可能で画像をハッキリさせたり、ソフトに柔らかくしたりと表現の幅を広げてくれる機能です。

明瞭度とは

ハイライトとシャドウの階調をある程度、保ったまま画像をハッキリさせたり柔らかい雰囲気にする度合い。

富士フイルムの機種には

+5 +4 +3 +2 +1 0 -1 -2 -3 -4 -5

の11段階が設定されており、初期設定では0になっています。

ハッキリと見せたい明瞭度を高くしたい時は+、柔らかく表現したい明瞭度を低くしたい時はーにしていきます。

人物などお肌をキレイに見せたい時は明瞭度を低く、人工物や自然などハッキリかっこよく見せたい時には明瞭度を高く設定するなど色々な楽しみ方があります!

2021年6月30日現在搭載Xシリーズは

X-Pro3、X-T4、X100V、X-S10今後発売される機種には標準で搭載される機能だと思われます。

明瞭度 比較、作例

+5
+4
+3
+2
+1
-1
-2
-3
-4
-5

一通りの明瞭度比較です。下記の方がわかりやすいかも。

明瞭度+5 0 -5の3パターン

+5
0
-5

明瞭度+5はかなりカチッとしていて輪郭がハッキリしています。かっこいい印象の写真に

逆に-5はかなりふわっとした優しい印象です。少し色が滲んで夢の中にいるような雰囲気です。

+5
0
-5

シンプルな写真の方が伝わりやすいですね・・・。影や色の濃さが違います。明瞭度が高い方が力強い印象。

ここからは明瞭度-5にて撮影。

ピントの合ってないところの写りがものすごく優しいですね!半目で見ているような感じ。

緑や青も優しい。

サイドからの光だと朝霧のなかのような優しい描写

もやっとですが嫌な描写じゃないいいラインをついている明瞭度の低さ。

早起きして撮影に行きました。まだ町が眠っている静かな優しい雰囲気を表現したいと思い明瞭度-5、いい具合です。どんなフィルムシミュレーションと合うのか考え中・・・。

ここからは明瞭度+5

木漏れ日の線を強く出したくて明瞭度を+5にしました。

ぐっと引き締まって奥まで続く木漏れ日の線に目が行きます。

反射がキレイに確認できます。青も濃い。

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感想

撮影後のレタッチで活用することに慣れている明瞭度、撮影前に設定しておくと撮って出しの雰囲気が変わるので楽しいです!

フィルムシミュレーションのカスタムにもガンガン活かせそうです!

明瞭度は高くすることでキリッとさせたり、低くすれば優しい淡く滲んだような描写になったりと表現の幅が広がります!

ですがデータの容量がかなり重くなります・・・!

+5 -5までなると撮影後のデータ保存に少し時間がかかります。写真によっては容量も大きくなるので注意です!家でデータ確認してびっくりするぐらい容量大きい時あります笑

コントラストとはまた少し違って色の印象が変わりすぎず印象も少しずつ段階的にいじれるので写真の味付けには重宝しそうです。

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